こんにちは!ダイ(@Dai_Zymork)です。
毎日の通勤電車で映画視聴しているうちに
気づいたら1年間で100本近くの映画やドラマを見てました。
その中から私が心に残った映画を紹介していきます。
今回は第37日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞した
「舟を編む」
1990年代の空気感と本の香りがして
穏やかな気持ちになれる作品です。
映画「舟を編む」のあらすじ【ネタバレなし】
新しく刊行する国語辞典「大渡海(だいとかい)」
「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」の辞書編集部メンバーに
選ばれた「馬締 光也(まじめ みつや):松田龍平」が主人公。
ある日、「林 香具矢(はやし かぐや):宮崎あおい」に出会い、恋に落ちる。
「恋」とは何か・・・
この気持ちを言葉で伝えられるのか・・・
約12年かけて完成させる一生の仕事に人生を捧げる人たちの物語です。
映画「舟を編む」の原作は「三浦しをん」さんの小説
三浦しをんにより女性ファッション雑誌『CLASSY.』に連載され
2012年本屋大賞を歴代2位の高得点で受賞した小説が原作です。
アニメ化もされていてアニメファンも多く、有名な作品。
三浦しをんさんの著書には他にも映画化された作品があり
- 「風が強く吹いている」
- 「まほろ駅前多田便利店」
- 「光」
などがあり20代で直木賞受賞した著名な小説家です。
映画「舟を編む」の主演とキャスト
あらすじでも紹介しましたが主演はお二人
- 松田龍平
- 宮﨑あおい
原作を読んでいないためキャスティングが絶妙かはわかりませんが
昭和レトロな雰囲気に松田龍平さんはマッチしており、
馬締さんの真面目な性格をうまく表現していたと思います。
また、私は今まで宮﨑あおいさんが出演した作品を見たことがなかったので、
こんなに透明感と清潔感がある女優さんだったんだと今更ながらに感動しました。
宮﨑あおいさん出演作品を今後はチェックしようと思います。
宮﨑あおいさんの作品見ました!
豪華キャスト
事前情報なし鑑賞したのですが
役者さん達が名優だらけでびっくり。
先輩役の「西岡正志」にはオダギリジョーさん。
ちょっとぶっきらぼうだけど、実は熱くて良いお兄ちゃんタイプの役がハマってましたね。
初々しい黒木華さんもこの昭和レトロ的映画の雰囲気作りに貢献しています。
ちなみに、私がこの映画を見た理由は池脇千鶴さんが出演していたからです。
無邪気な女性を演じさせたら素晴らしい。
そして声も素敵です。
この映画は出演者で鑑賞する映画を決めている人にもオススメな作品です。
映画「舟を編む」を見れる動画サービスは?
私はAmazonプライム・ビデオ
現在U-NEXTからも鑑賞出来ます。
もちろんDVDも発売されています。
映画「舟を編む」のネタバレ感想
1995年が舞台の映画とあって懐かしい雰囲気
PHSやチェベリグなんて言葉が出てきます。
昭和レトロな雰囲気が好きな人にはたまらないですね!
今回の感想は辞書編集を題材にしたお話のため
素敵な「言葉」にスポットをあてて感想をお伝えします。
「舟を編む」の名言・名台詞
この映画の最大の見所は名言と名セリフの多さです。
印象に残った名言を3つに絞って紹介します。
名言1 「大渡海」監修である老国語学者「松本: 加藤剛」のセリフ
「誰かとつながりたくて、広大な海を渡ろうとする人たちに捧げる辞書。それが大渡海です。」
辞書「大渡海」に現代語から誤用まで全て載せてたい。
今を生きる人に向けた辞書を作りたい。
言葉の意味を知ることは、誰かの考えや気持ちを正確に知りたいということ、
人と繋がりたいという願望を叶えるのが「大渡海」
松本先生の素敵な人柄と「言葉」とは何かを考えさせてくれる名台詞です。
名言2 香具矢が馬締から恋文を貰ったあとのセリフ
「手紙じゃなくて、言葉で聞きたい。みっちゃんの口から聞きたい、今」
香具矢に思いを伝えるの選んだ手段は手紙だったのですが、
馬締さんは達筆過ぎたため読めません。
勤め先の小料理屋の大将に読み上げてもらったが
ラブレターは自分だけが知りたいものだと怒りながらのこの名台詞。
自分だけに手紙に載せた思いを伝えて欲しいってことですね。
この時の宮﨑あおいさんがとても可愛いので実際に見てください。
名言3 香具矢との恋が実った馬締さんが書いた「恋」の語釈
恋。ある人を好きになってしまい、寝ても覚めてもその人が頭から離れず、他のことが手につかなくなり、身悶えしたくなるような心の状態。成就すれば、天にものぼる気持ちになる
私も学生の頃、こんな気持ちになったことがありました。
今でいうキュンキュンして
ドキがムネムネするやつですね。
・・・ちょっと古いですか。笑
映画「舟を編む」の関連作品
映画「舟を編む」の原作小説は本屋大賞に選ばれています。
映画化後にテレビアニメも放送されています。
映画「舟を編む」のレビューまとめ
言葉を大事にして
大切な人を、仲間を大事にするピュアな主人公と
静かに
献身的に支える妻・香具矢の確かな絆
夫婦愛だけでなく、
一生の仕事を描いたヒューマンドラマ。
言葉の意味を理解して
人と繋がること
古き良き時代の雰囲気と
紙の匂いが香り
人間の温もりを感じられる素敵な作品でした。