こんにちは!リュウ(@ryu_Zymork)です!
原作派の皆さん、こんにちは!
最近は漫画・小説から映画化されて見てみると「ちょっと違うな」「原作方がやっぱいい」なんて思う方も多いと思います。情景の表現や雰囲気の作り方などは顕著に現れますよね。
その中で、これは映像化大当たりの太鼓判を押せる作品をランキングにしました!
映画化の良し悪し
映像化に伴って”ミステリー”であだとなるのが、文字では紛れ込ませれる伏線を視覚化しなければならない点ですね。
「あ、これなんかあるな」と思わせる(それを狙う監督もいらっしゃいますが)過剰表現があると私は少し萎えてしまします。
ただ、映像美・表情・掛け合いのテンポは文字だけとは別の表現ができるので、文章の癖が自分と合わない作家さん(私の場合は”主な登場人物”が多い作品とか)の作品でも楽しめます。
その中で、今動画配信サイトで観れる作品をピックアップしました!原作再現度・キャスティング・情景演出の3項目から独断と偏見でランキング化しましたので、ご参考にどうぞ!
ミステリー系オススメランキング
1位:容疑者Xの献身
東野圭吾の推理小説。
探偵ガリレオシリーズの映画第一作目です。
「容疑者Xの献身」あらすじ
天才物理学者:湯川vs天才数学者:石神の頭脳戦が繰り広げられます。
その事件は、儚くも悲しい真相を孕んでいる…
評価
原作再現度 | 8/10 |
キャスティング | 9/10 |
情景演出 | 9/10 |
合計 | 26/30 |
原作はすごく細かく心情が書かれていて、湯川の葛藤や石神の哀愁、そして内海の理解。湯川が「学者」と「人」との狭間で揺れる作品となっている分、再現度を意図的に落として映画として納めているので総合的にみて1位としました!
2位:探偵はbarにいる
東直己の推理小説。
ススキノ探偵シリーズの第一作目。
(個人的には3が一番好きですが、観たことない方はこちらから)
「探偵はbarにいる」あらすじ
(自称)ハードボイルドな探偵と相棒兼運転手の高田が行きつけのバーで飲んでいると、正体不明の女性から一本の電話が掛かり依頼を受けることに。
果たして、その事件の内容とは…
評価
原作再現度 | 8/10 |
キャスティング | 9/10 |
情景演出 | 8/10 |
合計 | 25/30 |
原作読み始めは「コテコテのハードボイルド」感満載だったが、読み進めていると心情の文章と探偵”俺”の発言のギャップに気付き、「あれ、こいつもしやポンコツでは???」となりそっからはもう止まりませんでした。
その点からみると、再現度・キャスティングはベストマッチだったと思います!
3位:八日目の蝉
角田光代のサスペンス小説
NHKにてドラマ化もされた名作
「八日目の蝉」あらすじ
不倫相手の子供を誘拐した女の3年半の逃亡記録と、成長した子供の心の葛藤を描く。
「家族」とは、「母」とは…
評価
原作再現度 | 7/10 |
キャスティング | 8/10 |
情景演出 | 9/10 |
合計 | 24/30 |
原作とは構成や細かな修正がかかっているものの、主人公の恵理菜、希和子の心情や葛藤・人間性の演出は最高の仕上がりでキャスティング・演出面で突出していました!
映画→小説の順番で見たかったな…
4位:屍人荘の殺人
今村昌弘のミステリー小説
ミステリー賞を4冠した前代未聞のデビュー作
「屍人荘の殺人」あらすじ
神紅大学のミステリー愛好会所属の葉村と明智は自称「ホームズ」と「ワトソン」。
そこに謎の美人女子大生探偵の剣崎が現れ、とある研究会の合宿に脅迫状が届いたと告げ、合宿に参加を持ちかける…
評価
原作再現度 | 8/10 |
キャスティング | 8/10 |
情景演出 | 7/10 |
合計 | 23/30 |
原作に忠実かつ、小ネタ演出もあり「見て楽しめる」作品に仕上がっています。
個性派俳優も多数揃っていて、近年で一押しの映画となっています!
5位:マスカレード・ホテル
東野圭吾のミステリー小説
マスカレードシリーズの第一作目
「マスカレード・ホテル」あらすじ
万人を疑う警察側と万人を受け入れるホテル側の真逆の理念を持つ二人のエリートを中心に物語は進んでいく。
連続殺人犯の予告したホテルに潜入捜査で入った刑事新田とその教育係山岸は、衝突を繰り返しながらも事件の真相に近づいていく…
評価
原作再現度 | 8/10 |
キャスティング | 7/10 |
情景演出 | 7/10 |
合計 | 22/30 |
厳格なホテルの印象を原作に最も近づけれた要因として、高級感漂うサントラの素晴らしさは圧巻でした!
そして友情出演の「明石家さんま」を発見できるか?!でも一時期話題になりました。
私は見つけられなかったので、ネットで検索しちゃいました(笑)
6位:重力ピエロ
伊坂幸太郎のサスペンス小説
このミスや直木賞候補作品
「重力ピエロ」あらすじ
仙台で起きた連続放火事件。弟が発見した放火事件のルールに興味を持ち、兄弟で謎解きに乗り出すことになる。
謎を解いたその先は…
評価
原作再現度 | 5/10 |
キャスティング | 7/10 |
情景演出 | 8/10 |
合計 | 20/30 |
映像化不可能と言われ高い伊坂さんの小説だが、多少のカット・修正はあるものの、割と忠実に再現していると思う。
キャスティングもイメージに合っていて、スッと入り込めた映画でした!
7位:藁の楯
木内一裕のミステリー小説
ビーバップハイスクールの作者が小説家デビューした作品
「藁の楯」あらすじ
「この男を殺してください。お礼として10億円お支払いします」と全国に打ち出された広告。
しかしその男は殺人犯であり、法の下で裁かれるべく福岡から東京に移送するのだが…
評価
原作再現度 | 6/10 |
キャスティング | 7/10 |
情景演出 | 6/10 |
合計 | 19/30 |
10億の対象になった男は演技派俳優「藤原竜也」さんでハマり役でした!このクズっぷりが最高にマッチしていました!「カイジ」や「デスノート」の印象が強いからかもですけど。。。
8位:いなくなれ、群青
河野裕のミステリー小説
階段島シリーズの第一作目
「いなくなれ、群青」あらすじ
捨てられた人々が暮らす島「階段島」を舞台に、高校生の「七草」は幼馴染の「真辺」と再会する。「捨てられた人々の島」にまつわる謎を解き明かすため二人は動き出す。
「捨てられた」とはどういう意味か、島の秘密とは…
評価
原作再現度 | 6/10 |
キャスティング | 5/10 |
情景演出 | 7/10 |
合計 | 18/30 |
原作の階段島シリーズは完結したので、ぜひとも映画も完結編までやってほしいと思いました!
想像より階段島大きいかなと思いますが、そこはしょうがないかなと思います(笑)
9位:ユリゴコロ
沼田まほかるのミステリー小説
このミス、本屋大賞等の受賞作品
「ユリゴコロ」あらすじ
4冊の殺人記録「ユリゴコロ」を見つけた亮介。その手記を初めは創作かと思っていたのだが、やがてその狂気に飲まれていき…
評価
原作再現度 | 5/10 |
キャスティング | 6/10 |
情景演出 | 6/10 |
合計 | 17/30 |
「ユリゴコロ」に記された過去と、亮介の現在とがリンクする瞬間ゾッとする程の温かさに痺れました。原作から改変が多いので、再現度の評価は低めですが、大筋・着地点は同じなのでどっぷりハマりました!
R12指定の為、グロ系が苦手な方は注意です。
ただ、すごい作品だったということだけはお伝えしておきます!!
10位:グラスホッパー
伊坂幸太郎のサスペンス小説
伊坂ワールド全開のベストセラー作品
「グラスホッパー」あらすじ
恋人を殺した人物への復讐を目論んでいいたが、その復讐相手が殺し屋に殺された。さらにその殺し屋も狙われていて!?
復讐者”鈴木”と殺し屋”鯨”、鯨を狙う殺し屋”蝉”の三人の思惑が行きつく結末は…
評価
原作再現度 | 4/10 |
キャスティング | 5/10 |
情景演出 | 6/10 |
合計 | 15/30 |
伊坂さんの小説の魅力は語彙力だと私は思っていて、表現が独特多彩で作品に一気に引き込まれます。内容はネタバレになってしまうので割愛しますが、ニュアンスとしては原作とは別物として観れるので、「不能犯」や「僕だけがいない街」のように”原作と違う”楽しみ方が出来ますよ!
小説原作の映画まとめ
いかがでしょうか。ご参考になれば幸いですが、あくまで私の主観であることを前提でお願いします!
ですが「これ、もっと順位上だと思う!」等のご意見は欲しいです。
未発見の良さを共有出来たら、とても有意義ですね。
ご意見はこちらにDMでお願いします。
それでは、よい映画時間を。