こんにちは!じーにー(@Genie_Zymork)です。
名作ディズニー映画の数々をを繰り返し見ているこの僕が、
ディズニーの魅力的なヴィランズをモチーフとした
スマホゲームアプリ「ツイステッド・ワンダーランド」について書いていきます。
今回は僕の推し寮の「スカラビア」に続いて
これまた魅力的な「オクタヴィネル」について詳しく考察していこうと思います。
オクタヴィネル寮とは?
オクタヴィネル寮は、名作ディズニー映画「リトル・マーメイド」からインスパイアされている寮です。
リトルマーメイドの悪役(ヴィラン)である「アースラ」を「海の魔女」と呼び、
その慈悲の精神に基づく寮です。
この寮に所属する生徒は知力が高く、ストーリーでは「頭脳派」と呼ばれることもあります。
オクタヴィネル寮の「慈悲の精神」について
まず、この「慈悲の精神」についてお話ししますね。
原作「リトル・マーメイド」の劇中で、
アリエルにアースラが「その美しい声と引き換えに人間にしてあげる」という契約を迫るシーンで
歌う「Poor Unfortunate Souls」(哀れな人々)」という歌によく顕れていると思います。
「Poor Unfortunate Souls」からいくつか歌詞を抜粋してみます。
”I admit that, in the past, I’ve been a nasty”
「昔は嫌なやつだったって認めるわ」
”They weren’t kidding when they called me, well, a witch”
「冗談でもなんでもなく皆は私を魔女と呼んだ」
”I fortunately know a little magic”
「幸運にも私は少し魔法を知っていたの」
”And here lately, please don’t laugh”
「笑わないでおくれよ、最近は」
”I use it on behalf of the miserable, lonely, and depressed”
「それ(魔法)を悲惨で孤独で落ち込んでいる人魚のために使うのさ」
”Poor unfortunate souls in pain, in need”
「哀れな魂たちは苦しみ、困っている」
これは一部ですが、劇中でアースラは「哀れ」という言葉を連発して
自分が慈悲の精神で人魚達を助けている、とアピールし、アリエルに契約を迫ります。
(実際は守れない契約を言葉巧みに迫り、契約の対価を奪っていましたが。)
これがアースラが「海の魔女」、オクタヴィネルが「慈悲の精神」に基づくと言われる所以なのですね。
後ほどキャラクターごとの考察でも書きますが、この「守れない契約」や「対価」についてもストーリー「深海の商人」編で色濃く描かれていましたね。
他の寮と同様、原作リスペクトを感じる素晴らしい設定でディズニーファンの心をくすぐりますね。
オクタヴィネル寮のエンブレムについて
オクタヴィネル寮のエンブレムは、真ん中に大きな貝のマークがあり、そこからタコの足が生えたようなデザインになっています。
さらに王冠とアースラの髪型をかけ合わせたようなものが上部に描かれています。
まず真ん中の貝のマークは、アースラが劇中でアリエルの声を奪うときに器として利用した魔法の貝だと思われます。
普段はアースラのネックレスとして首にぶら下がっていて、
アースラが人間(ヴァネッサ)に変身してアリエルとエリック王子の仲を邪魔したときも首から下げていました。
足はそのままアースラの足です。特徴的な黒と紫のタコ足はアースラの邪悪な雰囲気を醸し出しますね。
最後に、この王冠とアースラの髪型をかけあわせたような部分ですが、
僕はその両方を意味しているのではないかと思います。
王冠の部分については、「リトル・マーメイド」の終盤で、アリエルが契約を守れず(正確には邪魔されて守ることができず)、アースラの下僕となってしまうところで、事情を知ったアリエルの父、トリトン王が身代わりになるシーンがあります。
このシーンではアースラがトリトン王の王冠と、魔力を持つ武器トライデントを奪い、それを身に着けることによって海を支配します。
オクタヴィネル寮のエンブレム上部の王冠に見える部分は、一時的にですがアースラが王冠を被り、王位を奪ったことを表しているのではないかと考えられます。
なんか考察しているうちにフジツボにも見えてきましたが王冠の方がかっこいいので王冠ということにします。笑
そういえば、アズールが錬金術の授業の際に「ベルーガセヴルーガ、カスピ海のチョウザメ…」というセリフを言いますが、これはアリエルの美しい声を奪う際にアースラが唱える呪文です。
こういった細かい設定もちりばめられていてファンとしてはとても嬉しいですね。
現在のところオクタヴィネル寮生で入手可能なキャラクターは
- アズール・アーシェングロット
- ジェイド・リーチ
- フロイド・リーチ
となっています。
アズール、ジェイド、フロイドのモチーフは?
ここではオクタヴィネル寮のアズール、ジェイド&フロイドのモチーフについて考察していきます。
原作「リトル・マーメイド」のどんなキャラクターが彼らのモチーフになっていて、どんな風にインスパイアされているか、詳しく書いていこうと思います。
アズール・アーシェングロット
オクタヴィネル寮長のアズール・アーシェングロットはアースラがモチーフのキャラクターです。
白い髪の毛、口元のホクロ(アースラとは逆の位置ですが)、オーバーブロット時の姿から、彼がアースラのモチーフだということはすぐにわかりますね。
アズールもアースラもオクトピット(半分人間、半分タコの人魚)というのも同じです。
アズールの特徴的なセリフとして
「私ならあなたを助けてあげられます。さぁ、契約書にサインを」
というものがあります。
これは、本当の目的を隠し、アリエルに守れない契約をさせるアースラの性格をよく受け継いでいる部分だと思います。
計算高く狡猾で、大きな野望を持っていますがその腹の内は明かすことはない。
表面上は「助けてあげましょう」と、いい人のフリをする。
アズールはアースラのそんな性格を体現してくれていますね。
第三章「深海の商人」編では「テストの対策ノートを渡す対価として、上位50位以内に入ること」という契約を生徒に持ちかけ、契約を守れなかった生徒から魔法を取り上げ、頭にイソギンチャクを生やし、奴隷にしていましたね。
主人公はアズールの魔法の餌食になった生徒を救うべく、生徒の解放をアズールに持ちかけると、その対価としてアズールは「三日後の日没までにサンゴの海にある博物館から写真を取ってくること」を条件にして契約を行いました。
主人公たちは博物館に写真を取りに行きますが、アズールはジェイドとフロイドに主人公たちが契約を達成できないように邪魔することを命じていたため苦戦します。
これは「リトル・マーメイド」のアリエルが契約の条件として提示されたエリック王子との「真実の愛のキス」を邪魔させるアースラと、邪魔をするウツボのジェットサム、フロットサムの構図ですね。
契約が果たせないとアースラのものになる点も同じです。
原作では謎のボロボロの海洋生物にに変えられてしまいコレクションされてましたね。
アズールのユニーク魔法は【黄金の契約書(イッツ・ア・ディール)】です。
相手の望みを叶える代わりにアズールの条件を満たす契約を取り付け、他人の能力を「担保」という名目で手に入れるというものです。
この魔法の成立には「黄金の契約書へのサイン」という行為が必要なのですが、
この黄金の契約書は原作でアリエルが「声と引き換えに人間にしてもらう」という契約をするために名前をサインした契約書と見た目がほぼ同じです。
彼のユニーク魔法も「リトル・マーメイド」でアースラが行っている契約方法を踏襲していますね。
あ、最初に話したところですがこの画像よく見たら契約書に
The Witch of the Sea(海の魔女)って書いてありましたね
アズールは人間の姿で陸に上がってからは1年ちょっと、という情報がストーリーにありましたが、
昔はタコの姿で太っており、いじめられていたそうです。
今は細身でスラっとしていますが、昔はもっとアースラに見た目が似ていたのかもしれませんね。名前については名前を三つに分割してみると、それぞれ
- アズール(Azul)はスペイン語で青色
- アーシェン(Ashen)は灰色の、青ざめた、血の気のない
- グロット(grotto)は洞穴、貝殻などで飾った岩屋
といった意味があります。
アースラに音が似ているアズール、
アースラの髪の毛の色や死んだサンゴの色と同じ灰色の意味のアーシェン、
アースラの住む暗い洞穴を意味していると思われるグロット。
原作に基づいた素晴らしいネーミングですね。
ジェイド・リーチ&フロイド・リーチ
オクタヴィネル寮の副寮長を務めるジェイド・リーチとその双子の兄弟フロイド・リーチは、アースラの手下であるウツボの「ジェットサム」と「フロットサム」がモチーフです。
原作「リトル・マーメイド」では、ジェットサムは左目が、フロットサムは右目が怪しく黄色に光っているのですが、ジェイドとフロイドもそれぞれ左目と右目の色が黄色でもう片方の目より明るく見えますよね。
この「ジェットサム」と「フロットサム」という名前ですが、
英語で「投げ荷(難破した船が船を軽くするために海に捨てた荷物)」と「浮き荷(船が沈んで漂流した荷物)」という意味で、”flotsam and jetsam” で一つの決まり文句になっているそうです。
この二匹のウツボの名前からジェイド、フロイドの名前ができているのですが、
さらにジェイド、フロイドには意味があり、それぞれ、
ジェイドは翡翠色、淡緑色の、古い英語で(働かせすぎて人を)へとへとに疲れさせるという意味があり、
フロイドには青白いという意味があるそうです。
ジェットサムとフロットサムの名前を受け継ぎつつ、さらに意味を加えて名前を付けているということに驚きと感動を覚えます。
さらに名字のリーチにはヒル、高利貸し、取り巻き、腰ぎんちゃくなどの意味があり、
ばっちりアズールとの関係性も当人たちの性格も表していますね。
先程も少し書きましたが、「深海の商人」編でリーチ兄弟が、主人公たちが契約を果たすことを邪魔するのは、原作「リトル・マーメイド」と同じで、原作でもアリエルとエリック王子がボートの上でキスしそうになったときにジェットサムとフロットサムがボートを転覆させて邪魔していました。
ちなみに、アズールとともにリーチ兄弟が学内で経営している「モストロ・ラウンジ」で(怪物のラウンジの意)ですが、モストロラウンジのオブジェはアースラの住むうす暗い洞穴に酷似しています。
こういったデザインも原作ファンにとっては気づいたときに嬉しい部分です。
話がそれましたが、ジェイドもフロイドも原作にのっとったとても魅力的なキャラクターですね。
ツイステッド・ワンダーランド「オクタヴィネル寮」のまとめ
- オクタヴィネル寮は「リトル・マーメイド」からインスパイアされた寮でアースラの慈悲の精神に基づく寮。
- アズールのモチーフは「アースラ」
- ジェイド、フロイドのモチーフは「ジェットサム」と「フロットサム」
思いついた考察をそのまま書いていったので文のつながりが変なところがあるかも知れないですが、そこは熱が入りすぎたということで許してください
スカラビア寮の考察記事も書いているのでそちらもよければ是非ご覧ください!
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